2012年2月29日水曜日

日本代表、エコ足立

今日の、昼前くらいだった。





豊田駅の目の前にある松坂屋の中での事だ。






8階にあるキャッシュコーナーで毎日の日課である、振込みと入金確認をし終わり、同じ階にある本屋の方へと歩いて行った時の話である。







本屋に近づくと、二人組の20台前半程の今風の女の子が、恥ずかしそうな顔をして、僕の方へと小走りにやって来た、、、。






なんと手には、色紙を持っているではないか!!







『サインを俺に書けって?』







僕の高性能な頭脳は、この先起こるであろう事を一瞬にして駆け巡らせた、、、






『ちょ、ちょっと、やめてくれよ、周りの目ってもんがあるだろお嬢さん、、、。






俺が素敵な事は分かる。それは悪かった、僕が謝るよゴメン。





でも、サインを今君だけにするとどうなる?、、、分かってくれるよね?





周りは騒然として、大パニックになってしまうよね。





もしかしたら、君が刺されてしまうかもしれないよ、、、





ルール違反は許さないわ!、、、って言う人だっているかもしれないんだから。





考えてごらん、君は僕の素敵さに気づき、僕にサインを求めて行動したんだけど、行動力の問題ともうひとつ、自制心ってのが関係して来ると思うんだ、、、。





他の人たち、特に女性は行動力が無い訳ではなくて、自制心で自分を制しているんだよね。





分かるかな?君は、行動力がある私が積極的に色紙を渡して、足立さんにサインをもらえば良い、周りの人は行動力が無いから、私はそこを行動力でみんなを上回って、自分の欲を達成させる!って、思ってるんだと思うんだけど、ちょっと違うんだ。





ほとんどの人は、僕が足立さんだ、って気がついているし、サインだってもらいたいと思っているんだきっとね。





抱きつきたい、この場で抱かれても良い!って人も、10人中6人、いや、7人は居ると思うんだ、ぶっちゃけ。





でも、そこは社会性って言うか、自制心って言うか、ルール、常識、ってものが立ちはだかって、みんな理性で自分の欲を抑えているんだよ。





そこに、君だけが僕のサインをもらってしまえば、この場だけじゃなく、日本中が、もしかしたら世界中の人たちにそれが広まってしまったら、、、いや、広まってしまうだろう。





ヤフーニュースのトップを飾り、明日の朝を待たずに、速報として日本中のニュースに流れてしまう可能性が極めて高いと思うんだ、、、。





そうなったら、君が間違い無く悪者になってしまうよ。





日本中、世界中の女性達の陰険な





『イジメ』『脅し』『いちゃもん』『中傷』『イタズラ電話』『不幸の手紙』





それに、2ちゃんねるには膨大な数の書き込みがされてしまい、2ちゃんねるのサーバーも一瞬にしてパンクしてしまう事になってしまうよね?、、、




でね、そうなってしまうとさ、、、、、』






ここまでを一瞬にして頭の中を駆け巡らせた、その時だった!!!!!!!







二人組の、もう一人の方の女の子が冷静かつ、要点を上手に要約した一言を、僕の目の前まで小走りにやって来ていた、色紙を持つ女の子に言った、、、








「違うし。」







僕は、何が違うんだ?と思った瞬間、すべての答えが分かった、、、








目の前の、本屋にサッカー日本代表のゴールキーパー、川島と、李忠成と、あとは名前は知らないが、テレビではおなじみの顔ぶれたち6、7人が本を立ち読みしているではないか、、、。







これか、、、。







なぜ、日本代表の誰かと間違えたのか、というと、、、









昨日、いつもの金髪にしたばかりの頭。














本田と間違えたのではないか、と田中の推理。







にしても、にわかファンだからこそ、ズケズケとサインをもらおうと、なんちゃってサッカー選手の僕の元に来れるのだろう。





フフフ、、、恥ずかしいねお嬢さん。







『サインペン、今持ってないしな、、、、』






なんて思ったよ。恥ずかしいね、、、俺。






「違うし」






と言われていなかったら、その子は僕にサインを求めて、しかも僕が







「いいですよ。」





と、最高の41歳の笑顔で、CANDy BLOOD 足立 って書いてたらどうしてたんだろ?



















燃やされるね。








エヘヘ。






色紙を、1枚救う事ができたよ。





エコだね。







これからは、エコ足立と呼んでね。






こ〜んな、素敵な41歳の僕の手がけた今日の作品はこれ。









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